馬油 特徴 効果

馬油とコレステロールと不飽和脂肪酸

昔の馬油は粗製油で、臭いもかなり強いものでしたので、昔の方々は『馬油は臭いもの』というイメージがあるかもしれません。

しかし、最近の馬油はどの品も純度の高い、大変優れた製品として流通しているので、臭いについてはそれほど気になることはないのではないでしょうか。

現代の馬油は、造り方を書いていくと、まずは馬の脂肪をしぼって濾過した上で脱臭します。

それから檜精油(ヒノキオイル)やクチナシ、バニラなどの芳香成分を添加する、というパターンもあります。

ですが、現在流通している大半の馬油は、基本的には無味無臭と考えて、まず間違いないでしょう。

ただ、馬油は油であり、どうにかして酸化を阻止しないとその品質が落ちてしまうので、酸化防止のためにビタミンEを添加したタイプのものもあります。

油脂には植物性の油と動物性の脂があり、植物性の油には人体内では精製不可能なリノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸などの必須不飽和脂肪酸が多く含まれています。

また、緑黄色野菜に多く含まれているカロチン(ビタミンAの前駆物質)の吸収を助けるという、実にありがたい機能もあります。

一方の動物性の脂はと言えば、たとえばラード(豚の脂肪)、ヘッド(牛の脂肪)、バターなどはコレステロールを多量に含んでいるので多く摂取すると、あまり健康に良いとは言えません。

ただし、中には例外もあります。

その例外こそ、草食動物である馬からとった脂肪、つまり馬油なんですが、これは動物性の脂なのですが、成分構成には相当な違いがあります。脂肪には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。

飽和脂肪酸にはコレステロールが多く、不飽和脂肪酸にはコレステロールの沈着を防ぐものが多いのです。

一般的には、ヘッドやラードといった動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く、一方の植物油、オリーブオイルなどは不飽和脂肪酸が多く含まれているのです。

では、馬油はどうかと言うと、この不飽和脂肪酸がかなり含まれています。

割合でいくと、ラードは55.9%が不飽和脂肪酸ですが、馬油は63%、オリーブオイルは85%という数値が出ています。

こうして書いて数値に直していくと、馬油が他の脂と比較した場合、どのくらい健康的な品なのかがわかります。

馬油の特徴と効果メニュー